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目に見える価値と
見えない価値の追求

グローバル・ニッチ・トップ製品を世界中に提供

 創業から現在に至るまで、私たちはタイヤ加硫機用バルブやタイヤ製造設備機器、高圧油圧機器、その他様々な製品を設計・製造してまいりました。なかでも創業当時からの製品であるタイヤ加硫機用バルブ『ロッキーバルブ』は国内シェア約90%、海外シェア約30%(推計)と世界No.1のシェアを獲得しており、グローバル・ニッチ・トップ製品として世界から認知していただいております。

 また70MPaという高圧油圧に対応した高圧油圧機器については、1999年に弊社総販売元であるリックス株式会社の高圧油圧機器部門を移管して設計・製造を開始。現在でも多くの企業様とお取引をしております。

 私たちが製造する製品は高度な設計ノウハウと技術力が必要な価値あるユニークな製品として、国内外のお客様からたくさんの信頼をいただいております。

細部にわたる理解が新しいイノベーションにつながる

 製品を開発する上で私たちがもっとも大切にしているのは、基本技術と開発の精神。技術力はもちろんのこと、お客様からの要望を反映したのみの製品をつくるのではなく、本質的な目的を理解した上での設計・開発を心がけております。

 それらを実現するために現場状況の詳細な把握を徹底。仕様書だけをたよりに作業を行うのではなく、できる限り現場に赴いてお客様の想いを聞き、目で見て、音や匂い、温度なども感じることで、現況の細かな部分を把握するように努めております。

 それらの情報をもとに、ものづくり企業としての様々な知識や経験、機器に求められる機能に焦点を当てた柔軟な発想を活用し、顧客価値の高い提案を行うように心がけております。

代表取締役社長市丸寛展 代表取締役社長
市丸寛展

企業コンセプト「見えないところに価値がある」

 2018年に私たちは新たな企業コンセプト「見えないところに価値がある」を掲げました。

 提供する製品やサービスは目に見える価値。私たちはそれに加えて目に見えない部分、すなわち外からでは確認のできないような細かな部分や活動にも注力し、価値創造に取り組んでおります。

 たとえば、安全面に配慮した加工部品の角部の糸面取り、またメンテナンスのしやすさを考慮した構造設計やボルトへの焼き付き防止剤の塗布、来客への挨拶や全社員参加型の整理整頓活動など。これらはあくまで一例ですが、事業活動のすべての面において「見えない部分への配慮」を徹底することが、品質改善のみならず、製品や会社全体のイメージ向上、ひいてはお客様の自社製品への期待と、その期待を超える「見える成果」としての製品およびサービスの提供につながるものと考えております。

 見える部分と見えない部分の価値を同等に重視し、相乗効果を発揮することで、お客様の期待に結果で応える好循環を大きくしていくことに努めてまいります。

メイドインジャパンに相応しい製品を創出する『面白い企業』 を目指して

 私たちはこれから、世界のタイヤメーカーをはじめ、様々な業界に向けて付加価値の高い製品やサービスを開発、提供し続けることで、付加価値創造型の『面白い企業』として世界で認知されるとともに、ものづくりを通じて社会の発展に寄与していきます。

 そのためには、しっかりとしたものづくりを行い、企業情報・製品情報を発信しつつも、従業員の主な活動の場を日本各地から世界各地に大きく広げて、様々な企業との交流や情報収集活動、技術サービスの提供活動を行っていくことが重要だと考えます。

 世界に進出している日本のものづくり企業のひとつとして、日本人特有のきめ細やかな対応や職人気質にあふれた製品を提供することで、メイドインジャパンの名に恥じることのない「夢のある面白いものづくり」を実践していきます。

代表取締役社長市丸寛展
ROCKY-ICHIMARU の想いが込められた
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